何もせずに寝続けるのも幸せのひとつのかたちなのだろう

f:id:beethoven32111:20181103224833j:plain

 最近ひまなので寝てばかりいる。

 いま僕は大学3回生で、現時点で取得することのできる単位はすべて取り終えてしまった。なので学校には週に2回しか行かない。そして授業は1日1コマだけである。アルバイトもだいたい週2程度しかいまは入れていないので、週のうち3日は丸一日なにもないというような状態である。

 秋晴れが続いているので写真を撮りにいくのも良いのだが、ここのところどうにも体調がすぐれないので、どうしても家でおとなしくしていざるを得なかった。で、家でできることといったら読書か映画鑑賞くらいのものだが、これらもいまひとつやる気が起きない。

 そういうわけでずっと寝ている。ずっと寝ていると言っても、もちろん一日じゅう睡眠状態にあるわけではなくて、ベッドでゴロゴロしながらネットをしたり音楽を聞いたりして時間を潰しているのである。

 べつにそれでも一向に構わないわけだが、あまりにもダラダラ過ごしているとなんとなく罪悪感が湧いてくるのである。

 もっと有意義な時間の使い方をしなければならないのではないか。

 この時間を有効活用してスキルアップしなければならないのではないか。

 人生の夏休みと言われている大学生活をこんなふうに過ごしていいのか。

 もっと外にでて目一杯楽しいことをしたりするべきではないのか。

 などとその思いはさまざまだが、いずれにせよ、せっかく有り余っている時間をゴロゴロして潰してしまうのは良くないことだと考えている。

 しかしよく考えてみると、それらの考えはほんとうに自分の心の底から湧き上がってきているものではない気がする。どちらかといえば、世間的にそうであるべきとされている考え方をなぞっているだけなのではないか。

 余った時間はなにか「有意義」で「有効」なことに使わなければならない。そして絶えず成長しなければならない。いつもはしゃいで楽しんでいなければならない。ついついそんなふうに考えてしまう。

 もちろん、それもひとつの時間の使い方ではあるし、いつもそんなふうにやれるならそれに越したことはないかもしれない。だが、とくに僕のように音が怠け者で生まれつき向上心が欠落している人間には、常にそうした態度を貫くのは難しい。

 そのうちやる気も出てくるだろうし、やらなければならないこと、やる価値のあることもやってくるだろう。だからいまは体力を養っているのだ、とかそれくらいに考えておいて、とにかく時間のある限り寝続けるということも、立派な過ごし方なんではないだろうか。少なくとも僕はそう考えて今日も明日も布団にこもる。