その他

子どもに与えられる最良のものは「思い出」

子どものころの思い出というのは、子どものころにしか作れない。当たり前だけど。 でも、これはすごく重要なことだ。なぜなら子ども時代というのは驚くほどあっという間に過ぎるから。何歳まで子どもとするかという問題はあるが、一般的な感覚から言って「子…

「孤独を癒やしてくれるのは他人だけ」

いつものようにインターネットを徘徊していると、「孤独を癒やしてくれるのは他人だけ」という、とても素敵な言葉に出会った。 一見すると人とのふれあいを大切にするハートウォーミングな言葉に思えるが、ここでいう「他人」とは「自分以外の人」という意味…

何もせずに寝続けるのも幸せのひとつのかたちなのだろう

最近ひまなので寝てばかりいる。 いま僕は大学3回生で、現時点で取得することのできる単位はすべて取り終えてしまった。なので学校には週に2回しか行かない。そして授業は1日1コマだけである。アルバイトもだいたい週2程度しかいまは入れていないので、週の…

理解されることを諦めて音楽を聞きながら孤独に沈む

家族も、友人も、恋人もいるのに、孤独でたまらない。 こんなことを言うと村上春樹の小説の主人公にでもなろうとしているのかと思われそうだ。村上アンチの人は、彼の小説の主人公は女には困っていないくせにいっちょ前に孤独ぶるのが鼻につくと批判したりす…

伝えたいことは伝えられないし、伝えられることはつまらないし

ここ数ヶ月くらいずっと憂鬱である。そしてその原因がわからない。いまの自分は仕事(アルバイト)も楽しくて、時間はたっぷりあるし、お金もそれなりにある。友達もいて恋人もいる。にもかかわらず、心が何かを渇望している。常に満たされない思いに苛まれ…

自分の写真の善し悪しは自分で決める

SNSに熱中する原動力は承認欲求だとよく言われる。 だがいったい「何を」「誰に」承認されようとしているのかが僕には謎だった。日常生活のなんでもない一コマを写真にしてInstagramにアップロードして、それで「いいね」を押してもらうことが目的なのであれ…

義憤にみせかけて憂さ晴らしをする者たち

"Japan's secret shame"(「日本の隠された恥」)というBBC制作のドキュメンタリーを見た。フリージャーナリストの伊藤詩織氏が、同じくジャーナリストの山口敬之氏に性的暴行を受けたとして係争中の事件を取り上げた番組である。 事件の内容についてはあま…

「子どもには○○をさせたい」という親への違和感、そして軽い気持ちで子どもを生む罪深さ

夕方の情報番組「ten」では、番組の最後に「めばえ」というコーナーがある。その日赤ちゃんが生まれた家族を取材して、名前を紹介するという内容である。僕は毎日というわけではないが、以前よくこのコーナーを見ていた。そこでひとつ疑問に思うことがあった…

責任の耐えられない軽さ、人命の耐えられない軽さ

日大アメフト部の問題で、一番悪いのは加害選手だと僕は思っている。それは、一連の会見などを通しても変わらない。他方で、世論は加害選手を擁護する方向へと転換したように見えた。それは、加害選手の会見の誠実さ、真摯さ、潔さに比べて、日大側の対応が…

「(彼女/彼氏)いない歴=年齢」の人間が見落としている第一歩

生まれてこの方、恋人がいたことがない人のことを「(彼女/彼氏)いない歴=年齢」と呼ぶらしい。そういう「いない歴=年齢」の人たちの悲痛な叫びは、インターネットでいくらでも目にすることができる。 僕自身、割と最近まで「いない歴=年齢」だった。別…

大学生のうちに「何かをやめる」訓練を積んでおくべきだと思う

大学生のうちにやっておくべきこと、というトピックをよく見かける。だが、書いてあることはたいてい同じである。「勉強する」「部活・サークルをする」「バイトをする」などの言われるまでもないことや、「失敗する」「苦労する」「何かをやり遂げる」など…

天国の中にあって地獄を忘れまい

僕はいま幸福の絶頂にいる。生まれて初めて死にたいと願わなくなった。こんな日が来るとは思いもしなかった。何があったかと言えば、本当にいろいろあった。大きいことから小さいことまで、いろいろあった。そうしてようやく、僕は生まれて初めて本当に心の…

傷つける人、傷つけられる人

世の中には、他人を傷つける人間と、他人に傷つけられる人間がいる。多くの人は、その両面を併せ持っている。他人を傷つける人間であり、また他人に傷つけられる人間でもある。そのときそのときの状況によって傷つける側になったり、傷つけられる側になった…

誇れることなんて何一つない

「頭が良いね」とよく言われる。そう言われると僕は反応に困る。嬉しい気持ちもあるが、否定したいとも思う。事実、僕は自分のことを頭が良いと感じたことはあまりない。むしろ、ずっと自分は頭が悪いのではないだろうかという恐れとともに生きてきた。なに…

優しい人が優しくなれない社会なんていらない

優しい人と優しくない人なら、優しい人が良いに決まっている。それは、自分も相手もそうである。恐らく。相手が優しい人だったら、くつろいだ関係を持つことができるし、心が温まる。そして、自分だって優しくあったほうが良い。理想のうえではもちろん、実…

集中する、あるいは別の何かになるということ

現代的生活は私たちが何かに集中することをしきりに邪魔しようとする。あるブログの記事を読んでいれば、そこには副次的な情報が次々と目に飛び込んでくる。たとえばそのブログのほかの記事、ほかの人が書いている似たようなブログ記事、それからブログとは…

無邪気に伸ばした手がすべてを掴めれば

青年は無根拠な万能感を持っているとよく言われる。自分はやれば何でもできるはずだ。自分には何か特別な才能があるはずだ。自分には何か大きな使命が与えられているはずだ。自分にしか出来ないことがこの世にはあるはずだ。そんなふうに無邪気に信じ込むの…

もういちど、夢を見よう

僕の夢はピアニストだった。いや、こう言うと語弊がある。まるでピアニストになるために十何年も努力し続けてきたが結局諦めた人のようだ。実際は違う。僕はピアニストを目指して本格的にレッスンを受けたことなど一度もない。ただ姉の影響で5歳からピアノを…

この歳にして好奇心が急速に弱まっていくのを感じる

「好奇心は猫を殺す」イギリスのことわざである。もともと英語には「猫に九生あり」ということわざがあり、その猫ですら好奇心が原因で命を落とすことがあるということらしい。もちろんこのことわざが意味するのは猫の生き死にではなく、人間のそれである。…

この春、大学生になる君のためのブックガイド(+ウェブサイトガイド)

関西学院大学 僕は大学生である。この春から3回生になる。この2年間、あまり劇的なことは起こらなかったが、些細な面倒ごとは山ほど経験した。そんな2年間どうにかこうにかやり過ごしてきた今、始まる前に知っておきたかったと思う情報がいろいろとある。そ…