正月遊びがスマブラでも別にいいじゃない

今日、知り合いの年配の方と話していたら、「近ごろは子どもが正月遊びをしているのを見ない、そもそも知らないのではないか」と仰った。僕が「そうですねえ、僕は凧あげとか羽根つきとかしましたけど、最近は見ませんね」と返すと、その方は続けて、「そも…

2018年に撮った写真

いつも読んでいる写真ブログの人たちがやっているので、僕もやってみる。写真をはじめて半年以上経ったけど、うまくなったという感じはしない。もちろん、最初の一本に比べればマシにはなっているんだろうけど。 基本的にはどれもストリートフォトグラフィー…

そんなに笑顔がみたいのならば、まず自分が人を笑顔にする努力をすれば?

現代ほど、笑顔、笑顔とうるさい時代もないんじゃないだろうか。 アルバイトの求人を見ると、決まり文句のごとく「明るく元気な人」「笑顔で接客できる人」という条件が書かれている。そんな文言をみるたびに、ああ自分はお呼びではないのだ、と思って応募す…

子どもに与えられる最良のものは「思い出」

子どものころの思い出というのは、子どものころにしか作れない。当たり前だけど。 でも、これはすごく重要なことだ。なぜなら子ども時代というのは驚くほどあっという間に過ぎるから。何歳まで子どもとするかという問題はあるが、一般的な感覚から言って「子…

「孤独を癒やしてくれるのは他人だけ」

いつものようにインターネットを徘徊していると、「孤独を癒やしてくれるのは他人だけ」という、とても素敵な言葉に出会った。 一見すると人とのふれあいを大切にするハートウォーミングな言葉に思えるが、ここでいう「他人」とは「自分以外の人」という意味…

何もせずに寝続けるのも幸せのひとつのかたちなのだろう

最近ひまなので寝てばかりいる。 いま僕は大学3回生で、現時点で取得することのできる単位はすべて取り終えてしまった。なので学校には週に2回しか行かない。そして授業は1日1コマだけである。アルバイトもだいたい週2程度しかいまは入れていないので、週の…

理解されることを諦めて音楽を聞きながら孤独に沈む

家族も、友人も、恋人もいるのに、孤独でたまらない。 こんなことを言うと村上春樹の小説の主人公にでもなろうとしているのかと思われそうだ。村上アンチの人は、彼の小説の主人公は女には困っていないくせにいっちょ前に孤独ぶるのが鼻につくと批判したりす…

伝えたいことは伝えられないし、伝えられることはつまらないし

ここ数ヶ月くらいずっと憂鬱である。そしてその原因がわからない。いまの自分は仕事(アルバイト)も楽しくて、時間はたっぷりあるし、お金もそれなりにある。友達もいて恋人もいる。にもかかわらず、心が何かを渇望している。常に満たされない思いに苛まれ…

なんにも積み上げてこなかったらしょうもない人間になっちゃった

タイトルのとおり。 僕はいまピアノをやっている。大学に入ったときに再開したのだ。再開したというのは、むかし幼稚園のときから小学校4年生までやっていたからである。とはいえ、自分がやりたいと言い出したくせに始めたらやる気をなくす子供特有のアレで…

自分の写真の善し悪しは自分で決める

SNSに熱中する原動力は承認欲求だとよく言われる。 だがいったい「何を」「誰に」承認されようとしているのかが僕には謎だった。日常生活のなんでもない一コマを写真にしてInstagramにアップロードして、それで「いいね」を押してもらうことが目的なのであれ…

「#ファインダー越しの私の世界」とかいう糞ハッシュタグ

(二眼レフ)カメラ女子 まず、この世界はどう間違っても「お前の」世界ではないから安心して氏んでください。 このハッシュタグ使ってる奴らから感じるのは、被写体に対するリスペクトのなさ。「私の」世界という言い方からそれをひしひしと感じる。この世…

僕はすっかりライカ信者になってしまった

世の中にはいろいろなものの「信者」がいる。本来の使い方である仏教やキリスト教の信者をはじめとして、アニメやマンガなどのコンテンツの熱狂的なファンも信者と呼ばれる。そしてある種の企業にも「信者」と呼ばれる人たちがいる。代表的なものはアップル…

僕がフィルムカメラで写真を撮る理由

この春くらいから、フィルムカメラで写真を撮っている。上の画像は僕が撮った写真である。使っているカメラは Nikon の Nikomat FTN という1967年発売のとても古いカメラと、かの有名な Leica の M6 である。どちらも僕の私物ではなくて、別々の人から借りて…

いちばんになりたがる女の子の話

僕のバイト先には子どもがたくさんくる。子どもというのはまだ型にはまっていないから実に個性豊かである。生まれたままというと変だが、まだ自分を客観視して社会に適応しようとなんてしないから、言ってみればひとりの人間の原型が唯一あらわれている時期…

人殺しになるのは実に簡単だという話

www.huffingtonpost.jp このニュースを読んだ。またか、と思った。運動部というのはいつまでこんな愚かな事件を起こし続けるのだろうか。これまでも酷暑のなかで無理やりハードな練習をさせたりあまつさえ水分をとらせなかったりして、重大な事故に発展した…

義憤にみせかけて憂さ晴らしをする者たち

"Japan's secret shame"(「日本の隠された恥」)というBBC制作のドキュメンタリーを見た。フリージャーナリストの伊藤詩織氏が、同じくジャーナリストの山口敬之氏に性的暴行を受けたとして係争中の事件を取り上げた番組である。 事件の内容についてはあま…

「子どもには○○をさせたい」という親への違和感、そして軽い気持ちで子どもを生む罪深さ

夕方の情報番組「ten」では、番組の最後に「めばえ」というコーナーがある。その日赤ちゃんが生まれた家族を取材して、名前を紹介するという内容である。僕は毎日というわけではないが、以前よくこのコーナーを見ていた。そこでひとつ疑問に思うことがあった…

責任の耐えられない軽さ、人命の耐えられない軽さ

日大アメフト部の問題で、一番悪いのは加害選手だと僕は思っている。それは、一連の会見などを通しても変わらない。他方で、世論は加害選手を擁護する方向へと転換したように見えた。それは、加害選手の会見の誠実さ、真摯さ、潔さに比べて、日大側の対応が…

「(彼女/彼氏)いない歴=年齢」の人間が見落としている第一歩

生まれてこの方、恋人がいたことがない人のことを「(彼女/彼氏)いない歴=年齢」と呼ぶらしい。そういう「いない歴=年齢」の人たちの悲痛な叫びは、インターネットでいくらでも目にすることができる。 僕自身、割と最近まで「いない歴=年齢」だった。別…

大学生のうちに「何かをやめる」訓練を積んでおくべきだと思う

大学生のうちにやっておくべきこと、というトピックをよく見かける。だが、書いてあることはたいてい同じである。「勉強する」「部活・サークルをする」「バイトをする」などの言われるまでもないことや、「失敗する」「苦労する」「何かをやり遂げる」など…

私たちは、誰でも必ず「自分らしくいられる場所」へと辿り着ける。ただし、探すことをやめなければ

ダメ人間だったころの僕 どこへ行っても長続きしなかった。アルバイトの話だ。スーパーやコンビニエンスストアなどいろいろなところを経験したが、どこでも結果は同じ。長続きしてもせいぜい数ヶ月がいいところで、短い場合は本当に数日で辞めた。 別に、初…

天国の中にあって地獄を忘れまい

僕はいま幸福の絶頂にいる。生まれて初めて死にたいと願わなくなった。こんな日が来るとは思いもしなかった。何があったかと言えば、本当にいろいろあった。大きいことから小さいことまで、いろいろあった。そうしてようやく、僕は生まれて初めて本当に心の…

彼女が左利きだとね

利き手と利き手で手をつなげるのさ

傷つける人、傷つけられる人

世の中には、他人を傷つける人間と、他人に傷つけられる人間がいる。多くの人は、その両面を併せ持っている。他人を傷つける人間であり、また他人に傷つけられる人間でもある。そのときそのときの状況によって傷つける側になったり、傷つけられる側になった…

誇れることなんて何一つない

「頭が良いね」とよく言われる。そう言われると僕は反応に困る。嬉しい気持ちもあるが、否定したいとも思う。事実、僕は自分のことを頭が良いと感じたことはあまりない。むしろ、ずっと自分は頭が悪いのではないだろうかという恐れとともに生きてきた。なに…

限定された人生の幸福―ジュゼッペ・トルナトーレ『海の上のピアニスト』

Giuseppe Tornatore "The Legend of 1900" 人生は無限の可能性を秘めている。そう言われるとき、恐らく、それは人生への賞賛の意味が込められているのだろう。あなたは何にでもなることができるし、何でもすることが出来る。どんな職に就いても良い。どんな…

優しい人が優しくなれない社会なんていらない

優しい人と優しくない人なら、優しい人が良いに決まっている。それは、自分も相手もそうである。恐らく。相手が優しい人だったら、くつろいだ関係を持つことができるし、心が温まる。そして、自分だって優しくあったほうが良い。理想のうえではもちろん、実…

集中する、あるいは別の何かになるということ

現代的生活は私たちが何かに集中することをしきりに邪魔しようとする。あるブログの記事を読んでいれば、そこには副次的な情報が次々と目に飛び込んでくる。たとえばそのブログのほかの記事、ほかの人が書いている似たようなブログ記事、それからブログとは…

無邪気に伸ばした手がすべてを掴めれば

青年は無根拠な万能感を持っているとよく言われる。自分はやれば何でもできるはずだ。自分には何か特別な才能があるはずだ。自分には何か大きな使命が与えられているはずだ。自分にしか出来ないことがこの世にはあるはずだ。そんなふうに無邪気に信じ込むの…

返すことの出来ない恩――ロマン・ポランスキー『戦場のピアニスト』

ロマン・ポランスキー監督『戦場のピアニスト』 借りた恩は返さなくてはならない。誰もが認める社会通念である。しかし世の中には、返すことの出来ない恩というものもある気がする。あまりにも大きな恩を受けたとき、私たちはただひたすらに感謝の意を述べる…